組合概要

地域概要

 阿蘇地域は、標高400~800mの高原地帯で、中央に阿蘇五岳、その周囲に外輪山をめぐらし、世界最大級のカルデラ地形を形成しています。古来より有畜農業が盛んであったことから、広大な原野、草地を有しており、夏季の冷涼な気象条件を利用した米、野菜を柱とした多様な農業生産が盛んです。更には、白川を主として、菊池川、緑川、筑後川、五ヶ瀬川、大野川の6水系が阿蘇山及び外輪山を源としており、熊本都市圏をはじめ、九州四県の水源かん養となっています。
自然環境に恵まれており、優れた自然環境を保護するため、管内面積の大部分が「自然公園」(国立公園・国定公園・県立自然公園)として指定されています。その中でも特に優れた自然環境を保全するため「自然環境保全地域」等の指定がなされています。



【林業】
 当組合が管轄する阿蘇地域は、熊本県の北東部に位置し、阿蘇市・産山村・南小国町・高森町・南阿蘇村・西原村・山都町(内旧蘇陽町)の1市6町村で構成されています。阿蘇地域の総面積は約106千haで県全体の14%程度になります。地域の森林面積は、約68千haで、民有林が約64千ha(約94%)となっており、林業として県内有数の地域です。中でも、林野率の高い地域(産山村、南小国町、高森町、山都町、西原村)と林野率の低い地域(阿蘇市、南阿蘇村)とに大別され、前者の地域では素材生産量も多く、地域の主産業となっています。
 一方、特用林産物である椎茸生産量は、生椎茸及び乾椎茸それぞれ、県下の約1~2割を生産しており、重要な作物となっています。